BEC BLOG

2016年01月 | ARCHIVE-SELECT | 2016年03月

| PAGE-SELECT | NEXT

≫ EDIT

いま、学校で(5)担任が教室で子守代行

http://www.nishinippon.co.jp/feature/tomorrow_to_children/article/225746
より全文抜粋


「進級が厳しいから、面倒をみてもらえないか」
 
九州北部の私立高校。
昨年1月、同校教諭の合田保(52)は、
1年生の担任から望(16)について相談を受けた。

望は、ひと月約3万円の奨学金を受けているが、
1月までに振り込みがあった学費などの校納金は、
2カ月分の約6万円だけ。
3月までに残額の約30万円を納めなければ
進級ができず、退学処分になる。

望は母子家庭で、母親は無職。
生活保護を受けているが、奨学金も生活費に充てていた。
「支払う金がない」と途方に暮れる母親
に、合田は提案した。

「奨学金の通帳と印鑑を私に預けませんか。
学校側と掛け合って、何とかお子さんを卒業させます」
合田はいま、望を含めて5家庭から通帳と印鑑を預かる。
親から委任状をとり、卒業までの納入計画書を学校側に提出し、
奨学金のやりくりを代行する。
これまで、十数人の生徒を同じ方法で卒業させた。

当初、学校側はトラブルを恐れて
合田の活動に難色を示していたが、今では認めている。

「本当はやってはいけない事かもしれないが、
生徒を卒業させるためにはやむを得ない。
親からも感謝されている」

     
九州のある小学校。
4年生の担任教諭、大迫裕子(48)は、
生後10カ月の赤ちゃんを抱いたまま、
5時間目の授業をしていた。


机に向かう児童の間を行ったり来たり。
幸い、赤ちゃんはずっと寝息を立てている。

赤ちゃんは、このクラスの遼(10)の一番下の妹。
ほかに小2、保育所の年長、年中がいる5人きょうだい。

生活保護を受ける母親と暮らす。
大迫が教室や職員室で赤ちゃんを預かるのは、これで5回目。

理由はこうだ。
1学期、母親からたびたび
「給食を食べたら遼を家に帰して」
と学校に電話がかかり、やむを得ず帰していた。

母親は子守を長男の遼に任せて、通院や買い物のため外出していた。
遼は朝も弟妹を保育所に送ってから登校するため、たびたび遅刻。
成績は落ち、友達は離れ、クラスでも浮き始めた。


「どうしても出掛けなきゃいけないときは、学校に連れてきて」。
昨秋、大迫がこう伝えると、
母親はさっそく赤ちゃんを職員室に連れてきた。
遼の早退は次第に減ってきた。
休み時間に計算や漢字に取り組み、
勉強の遅れを取り戻そうとしている。
赤ちゃんが教室に来たことで、家庭事情を知った級友は
「大変やな」と遼に声を掛けるようになった。


昨年末には母親のパートが決まり、
赤ちゃんも近く保育所に入ることが決まった。


教師がそこまでする必要があるのか、と言う同僚もいる。
大迫は、遼の母親も貧しいひとり親家庭に育ったことを知っている。
教師にとって「困った親」も、
かつて救われなかった子どもかもしれない-。
「家庭が荒れていたら、子どもは救えない。
家庭を変えていかないといけないんです」
合田と大迫。一教師の踏み込んだ行動が、
子どもたちを支えている。


(登場人物はいずれも仮名)
=2016/02/20付 西日本新聞朝刊=


「お金がないのになぜ私立へ?!」

「うちはお金がないから
私立は諦めて公立に行きなさい」

これはよく耳にする言葉です。

こどもたち:勉強してください。
おやたち: 勉強する環境を作ってあげてください。

お金がないのにこどもが5人
なぜだ?!

お金がない人はこどもをつくるな
と言っているわけではなく
もっと計画性をもってほしいのです。

経済的なものを考えて親はこどもをつくります。
ひとりなら、ふたりなら、さんにんまでなら
またはこどもはいらない、夫婦ふたりで仲良くという
ファミリーもいるでしょう。

不妊でこどもができないファミリーもいるでしょう。

経済的なものは人間が生活していく上で
なくてはならないものです。

だからこそ計画性をもってほしいです。

これまで5シリーズに渡っての記事を読んで
感想を述べてきましたが
やはりこどもの貧困は親の貧困でもあると思います。
そんな中希望をもって一生懸命に生きているこどもたちが
いることはとても嬉しいことです。
だからこそこういうこどもたちには
国として出来る限りのことをしてもらいたいです。

国宝はこどもたち。
そしてこどもたちが
将来作り上げる未来なのですから。

| ふと思ったことなど | 21:40 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

| PAGE-SELECT | NEXT